バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:アジェイ スレイク、以下バイオジェン・ジャパン)は、2019年春より制作を進めておりました、多発性硬化症(MS)をテーマにした長編映画「そこからの光~未来の私から私へ~」が完成いたしましたことをお知らせいたします。
2020年05月13日
バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:アジェイ スレイク、以下バイオジェン・ジャパン)は、2019年春より制作を進めておりました、多発性硬化症(MS)をテーマにした長編映画「そこからの光~未来の私から私へ~」が完成いたしましたことをお知らせいたします。
バイオジェン・ジャパンはこれまで、多発性硬化症(MS)という疾患の啓発を目的として、様々な活動を展開してまいりました。MSの症状は多岐にわたり、外観から一見しただけでは患者さんが肉体的な痛みや苦しみを抱えていることが把握できない場合もあり、それが患者さんの精神的な苦しみにつながっていることもあります。この度、そうした“目に見えない症状がある疾患への理解促進とMSであってもその人らしい人生を歩む励みにしていただく”ことを目指し、MSの患者さんや患者さんの周囲にいらっしゃる方々に改めてMSについて考えていただくきっかけになれば、と本映画を制作するに至りました。
本映画は、主人公がMSと診断されるまでの経緯や闘病中の心情、医療関係者や家族、友人、そして同じ病気の患者さんたちとの関わりを軸に展開し、日本のMS治療、情報発信の課題に挑んだ主人公の半生を描いたストーリーとなっています。本映画の制作にあたっては、特定非営利活動(NPO)法人 MSキャビンの理事長である中田郷子さんにご協力をいただき、中田さん自身のご経験を参考にフィクションとして脚本化いたしました。
つきましては、この長編映画「そこからの光~未来の私から私へ~」の完成を記念し、World MS Dayにあわせ、映画予告オンライントークイベントを開催いたします。トークイベントでは、メイキング映像やビデオメッセージを通した主要キャストからの映画の制作秘話や、本映画に込める想いなども公開予定です。当初、5月末に完成試写会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止の観点により、試写会の開催は12月に延期いたしました。
バイオジェン・ジャパンは、本映画を通じて、すでにMSと診断された患者さんに共感いただき、日々の闘病の励みにしていただきたいと考えています。また、一人でも多くの方にMSという疾患や、MS患者さんが抱えている課題を知っていただくことで、患者さんへの配慮や支援につながり、MSになってもその人らしい生き方ができる社会づくりの一助となることを願っています。
*World MS Day(世界多発性硬化症の日)は、MS世界連合と世界各国のMS協会により、MSの認知度向上などを目的に2009年に制定されました。
【オンライントークイベント概要】
「そこからの光~未来の私から私へ~」映画予告トークイベント/5月30日は2020 World MS Day」
日 時 : 5月30日(土)17:30~18:00
内 容 : オンライン配信による映画予告トークイベント
出演者 : 淀川茂監督、大橋高志先生(東京女子医科大学八千代医療センター 脳神経内科准教授)
※文音さん、江上敬子さん(ニッチェ)、田中美奈子さんはビデオメッセージなどで登場予定
視聴申込方法 : バイオジェン・ジャパンのMS疾患啓発ウエブサイト「MSサポートナビ」よりお申込みください。
https://www.ms-supportnavi.com/ja-jp/home/efforts/effort01.html
【長編映画「そこからの光~未来の私から私へ~」概要】
文音(あやね)(主人公 中村翔子役)
「三本木農業高校・馬術部」(2008)初主演で第33回報知映画賞新人賞、第32回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2012年ニューヨークフイルムアカデミースクールに演劇留学、2014年に帰国後ドラマ「SAKURA〜事件を聞く女〜」で女優活動再開し、ドラマ・映画・舞台に出演する。舞台つかこうへい原作「熱海殺人事件」(2017)・映画「八重子のハミング」(2016)「おみおくり」(2017)主演「ばあちゃんロード」(2017)、「いけいけ!バカオンナ」(2020公開予定)、WEB Amazonオリジナル「ウルトラマンオーブTHE ORIGIN SAGA」(2017)
江上 敬子(ニッチェ)(主人公の友人 谷口千佳役)
日本映画学校(現・日本映画大学)卒業後、お笑いコンビ、ニッチェを結成。現在、バラエティ番組、テレビドラマで活躍中。レギュラー番組「ゴゴスマ~GO GO!Smile!~」、「王様のブランチ」、「キニナル金曜日」などに出演中。
田中 美奈子(主人公の主治医 広中悦子役)
「もう誰も愛さない」(CX)、「眠らない街〜新宿鮫〜」(CX)、「半沢直樹(TBS)」、「幸せな時間」(CX)などテレビドラマ、映画に多数出演。NPO法人E.L.F代表、パラオ共和国名誉親善大使も務める2児の母。夫婦でキャンピングカーアンバサダーとしても活動中。
映画監督:淀川 茂
1978年仙台市生まれ。高校卒業後、米国ワシントン州シアトルに留学。帰国後、東京ビジュアルアーツにて映画演出を学ぶ。2003年WOW Inc.に入社。複数のテレビCM制作会社で多数のテレビCMやPVを演出。2016年サムシングファンに入社。ストーリー性の高いブランディングムービーの演出を得意とする。多発性硬化症啓発キャンペーンであるWorld MS Dayでは2年連続でバイオジェンのムービーを含む総合クリエイティブ・ディレクションを担当。
多発性硬化症について
MSは深刻な慢性進行性神経疾患であり、認知機能、心理社会的機能及び身体機能の全てに影響を及ぼし、中枢神経系における炎症、ミエリン破壊、オリゴデンドロサイトの細胞死、軸索損傷およびその後の神経細胞の喪失を特徴とする自己免疫疾患です。MSの有病率は人種間および地域間で差があり、日本における推定有病率は欧米諸国の10%程度と報告されています1)。日本でのMS患者数は増加傾向にあり2)、罹患率は10万人当たり10.8~14.4人と報告されています3)。
MSは、手足のしびれ、感覚機能や判断力の低下など患者さんによって症状が多様で診断が難しく、疾患としてもまだまだ理解が進んでいないのが現状です。2017年に弊社が「全国多発性硬化症友の会」と共同で実施した調査4)によると、最初にMSと思われる症状が現れてから、確定診断されるまでに平均3.7年、3つの医療機関を受診しているということが示されました。また、一見しただけでは病気であるとわかりづらいため、周囲の理解が得られず、就労や日常生活で困難が強いられることもあります。
バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患ならびにその関連疾患領域の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者に提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の最初の治療薬を製品化いたしました。また、多発性硬化症および神経免疫疾患、アルツハイマー病および認知症、運動障害、神経筋障害、急性神経疾患、神経認知障害、疼痛、眼疾患といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。バイオジェンは生物製剤の高い技術力を活かし、高品質のバイオシミラーの製品化にも注力しています。バイオジェンに関する情報については、https://www.biogen.com/ およびSNS媒体Twitter, LinkedIn, Facebook, YouTubeをご覧ください。
バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で有数の歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。「神経科学の不可能を、可能に。」をビジョンに掲げ、日本の患者さんにも革新的な医薬品やより良い治療環境を提供すべく活動を展開しています。
バイオジェン・ジャパンに関する情報については、https://www.biogen.co.jp/ 、およびSNS媒体Twitter, Facebook, Instagram, YouTubeをご覧ください。