- 新たに建設する革新的かつ拡張可能な遺伝子治療薬製造施設は、遺伝子治療のポートフォリオを推進するバイオジェンの計画を支援するもの
- 新しい製造施設は、新たに約90名を雇用し2023年までに稼働する予定
米マサチューセッツ州ケンブリッジ、2021年3月4日– バイオジェン(NASDAQ略称 BIIB)は、複数の治療領域にわたって拡大しつつある遺伝子治療薬のポートフォリオを支援するために、ノースカロライナ州のリサーチトライアングルパーク(RTP)にある製造拠点に、新たに遺伝子治療薬の製造施設を建設する計画を発表しました。
神経科学のパイオニアとして、バイオジェンは重篤な神経疾患および神経変性疾患に苦しむ患者さんの命を救う医薬品をお届けすることを目標に、複数のモダリティを追求しています。バイオジェンはこの新しい施設により、世界中の患者さんに安定した供給を確保することを目標に、強固で拡張可能な遺伝子治療薬の製造能力に投資しています。遺伝子治療は新規の治療モダリティの1つで、神経科学の領域で遺伝子的に実証されたターゲットのリストが拡大しつつあることに適応するものと考えられます。
バイオジェンのグローバル製造&テクニカルオペレーションズ担当シニアバイスプレジデントのニコール・マーフィは次のように述べています。「私たちは自社による、あるいは他社との提携による遺伝子治療薬開発プログラムを支援するために、差別化された、持続可能で先進的な製造能力を構築することを計画しています。この追加投資は、私たちのRTPに対するコミットメントと、高品質の医薬品を患者さんに確実にお届けするという私たちの使命を明確に示しています。私たちは、患者さんの人生に違いをもたらすことに情熱を捧げる多様な社員がそろっている上に、この使命の遂行のために私たちに加わってくれる新たな仲間を地域コミュニティから迎えることも楽しみにしています」。
新しい施設によりバイオジェンはノースカロライナへの投資を継続し、RTPにある2つの施設でのオペレーションを拡大し、合わせて約1,900名の社員をさらに増員する予定です。バイオジェンは、製造施設の新設で新たに約90名の雇用を創出し、投資総額は約2億ドルに上ると予測しています。バイオジェンが新たな製造施設の立地にRTPを選んだのは、現地の多様な人財と、ノースカロライナにおいて当社が26年にわたり優秀な人財を採用してきた実績によるものです。バイオジェンの優先課題は、私たちが活動するコミュニティや私たちの患者さんを反映する、様々な年齢、性別、性的自認、人種、民族からなる多様でインクルーシブな社員たちを継続して育成し、可能性を与えることです。
新たな施設は、敷地面積が17万5000平方フィートで、エネルギーの使用、廃棄物処理、水の消費において、サステナビリティ(持続可能性)に関する最も進んだ基準を満たすように設計されます。
バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者さんに提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の最初の治療薬を製品化いたしました。また、多発性硬化症および神経免疫疾患、アルツハイマー病および認知症、神経筋障害、運動障害、眼疾患、神経精神疾患、免疫疾患、急性神経疾患および疼痛といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。
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