東京大学とバイオジェン・ジャパン
「脳神経疾患治療学」社会連携講座を開設

バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鳥居慎一、以下バイオジェン)と国立大学法人東京大学(総長:五神真、以下東京大学)は、東京大学大学院薬学系研究科に社会連携講座「脳神経疾患治療学」(講座担当:富田泰輔教授(兼務))を7月1日に開設し、3年間の共同研究を開始しました。社会連携講座は公益性の高い研究課題について企業等の費用負担により実施されるものです。

本講座においては東京大学大学院薬学系研究科における基礎・創薬・疾患科学研究の幅広い領域において保有する最先端の学術的知見と、バイオジェンが培ってきた脳神経疾患治療法の研究開発技術を融合することにより、脳神経疾患に対する診断・予防・治療薬開発における新規創薬標的分子やバイオマーカーを同定し、画期的な創薬研究に繋げることを目的として研究を進めます。

本共同研究を通じて、超高齢化社会におけるこれら疾患の克服、さらには「健やかな長寿社会」および「多世代共生型社会」の達成が期待されます。現在治療法が無い、神経領域の希少疾患について、診断・治療薬・治療法を提供することも目標とします。また、本講座では定期的な教育を学生・研究員に行うことにより神経疾患治療学の教育・発展に貢献します。これら革新的創薬研究に先導的に携わる経験を通じて、医療・創薬産業の次世代を担う人材育成につながることも期待されます。

東京大学大学院薬学系研究科について
東京大学大学院薬学系研究科では、薬学のすべての分野において、最高水準の研究活動を行い、これに裏付けられた教育活動により、創薬科学および基礎生命科学の発展に寄与する研究者、医療行政に貢献する人材、高度医療を担う薬剤師の養成を教育・研究の目的としています。

バイオジェンについて
最先端の科学と医学を通じて、バイオジェンは重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、世界中の患者さんに提供しています。1978年に設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業のパイオニアであり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の唯一の治療薬を製品化しました。また、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。生物製剤の高い技術力を活かし、バイオジェンは高品質のバイオシミラーの製造と製品化にも注力しています。当社に関する情報については、https://www.biogen.com およびSNS媒体TwitterLinkedInFacebookYouTubeをご覧ください。

バイオジェン・ジャパンについて
バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。バイオジェンは、最先端の科学と医薬品研究を通じて、深刻な神経疾患、自己免疫疾患、希少疾患領域における革新的な治療薬を創薬開発し、世界中の患者さんに届けています。当社は1978年にノーベル賞受賞者らによって設立され、世界で最も歴史のある独立系バイオテクノロジー企業として、日本では2000年より事業を展開しています。
https://www.biogen.co.jp

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