バイオジェン・ジャパン、8月に啓発活動「SMA Month 2020」を実施
分身ロボットOriHime開発者の吉藤オリィ氏によるオンライン講演会

~分身ロボットを活用した新たな働き方、社会とのかかわり方について~

バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:アジェイ スレイク、以下バイオジェン・ジャパン)は、昨年に引き続き本年も8月に啓発活動「SMA Month 2020」を実施いたします。

米国では毎年8月を脊髄性筋萎縮症(SMA)啓発月間と定め、SMAに関するさまざまな活動が展開されています。バイオジェン・ジャパンは日本でも米国と同様8月に、SMA に関する情報の発信やイベントの実施を通じて、SMAとともに生きる方々が抱える課題やSMAという疾患に対して理解を深めていただき、より良い社会環境づくりに少しでも貢献していきたいと考えています。2020年も昨年に引き続き、SMAとともに生きる方々が夢や希望の実現に向かって仕事に取り組むこと、社会と関わっていくことを応援する企画を展開いたします。

SMA Month 2020の最初のプログラムとして、オンライン講演会を実施いたします。株式会社オリィ研究所代表取締役所長 吉藤オリィ氏に「分身ロボットOriHimeによる新たな働き方、社会とのつながり方について」をテーマにご講演いただきます。続くパネルディスカッションでは、自らもSMA当事者である一般社団法人「ぐるり」の代表理事を務める今井雅子氏、さらに分身ロボットOriHimeを遠隔で操作するパイロットとして「分身ロボットカフェ」等で活躍中のSMA当事者のお二人にも分身ロボットOriHimeを通じてご参加いただき、吉藤氏を加えた4人で、SMAをはじめとするさまざまな原因で体の自由が利かない方々の社会参加について、ご体験を交えながらパネルディスカッションを行います。

 

【オンライン講演会の概要】
「分身ロボットOriHimeによる新たな働き方、社会とのつながり方について」

講 師 :
吉藤オリィ氏
株式会社オリィ研究所 代表取締役所長
日 時 :
2020年8月9日(日) 14:00~16:15
(休憩15分含む2部構成)
主 催 :
バイオジェン・ジャパン株式会社
協 力 :
一般社団法人 ぐるり
内 容 :
第1部(14:00-15:00): 基調講演
第2部(15:15-16:15): パネルディスカッション・質疑応答
パネリスト :
吉藤オリィ氏
OriHimeパイロット(「ふーさん」、「まやさん」)*
今井雅子氏(一般社団法人「ぐるり」代表理事)*
*分身ロボットOriHimeにて登壇予定

【講師プロフィール】
吉藤オリィ氏: 株式会社オリィ研究所 代表取締役所長
孤独解消を目的とした分身ロボットの研究開発を独自のアプローチで取り組み、自身の研究室を立ち上げ、2012年株式会社オリィ研究所を設立、代表取締役所長。青年版国民栄誉賞「人間力大賞」、スタンフォード大学E-bootCamp日本代表、ほか AERA「日本を突破する100人」、フォーブス誌が選ぶアジアを代表する青年30人「30 Under 30 2016 ASIA」などを受賞。2018年デジタルハリウッド大学大学院特任教授就任。

 

【視聴申込方法】

バイオジェン・ジャパンのSMA疾患啓発ウエブサイト「Together in SMA~脊髄性筋萎縮症(SMA)とともに~」よりお申込みください。
https://www.togetherinsma.jp/ja-jp/home/spinal-muscular-atrophy-care-column/sma-month-2020/online-lecture.html

【SMA Month 2020の今後の予定】

  • オリィ研究所主催の「分身ロボットカフェ」のパイロットとして活躍中であり、SMAとともに生きるお二人の動画メッセージを、バイオジェン・ジャパンのSMA疾患啓発ウエブサイト「Together in SMA」に掲載します(8月中旬予定)
  • 分身ロボットOriHimeを活用した「OriHimeスポーツ・バイオジェン杯」を開催します。すでに「分身ロボットカフェ」のOriHimeパイロットとして活躍中の5人の方々と、初めて分身ロボットを経験する方々(いずれもSMA当事者の方々)がチームを組んで、スポーツゲームを実施します(8月29日(土)開催予定)

【SMA Month 2020実施の背景】
SMAは、運動のために使用する筋肉をコントロールする神経に影響が及ぶ遺伝性の神経筋疾患で、日本では指定難病の一つです。症状が出現する年齢と臨床経過により大きく4タイプに分類され、重症度や症状も人によって異なります。中でも、生後6カ月までに発症するI型、7カ月から1歳半までに発症するII型は重度で進行が早く、未治療ではやがて人工呼吸器が必要になることもあります。一方、青年期後期/成人期に発症する方では、主な症状として、下肢近位部の筋力が低下するため、起き上がりや、走ること、階段の昇り降りが徐々にできなくなります。また、筋の萎縮(筋肉細胞の減少による筋肉量の低下)や手指のふるえ、筋肉のひきつりや痛みなども症状に挙げられ、日常生活での支障はもとより、就学や就労の妨げになっている方々もおられます。

昨今、テクノロジーを駆使することで、会わなくても繋がることができる行動様式へと変化しつつあります。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの方々がリモートワークに移行しました。SMAとともに生きる方々も在宅で社会参加できる可能性が拡大しています。患者さんご本人やそのご家族に、就労や就学など社会参加へ前向きに取り組むきっかけを提供するとともに、社会全体にその可能性を知っていただきたく、2020年のSMA Monthを企画いたしました。

バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者さんに提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の最初の治療薬を製品化いたしました。また、多発性硬化症および神経免疫疾患、アルツハイマー病および認知症、神経筋障害、運動障害、眼疾患、免疫疾患、神経認知障害、急性神経疾患および疼痛といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。バイオジェンは生物製剤の高い技術力を活かし、高品質のバイオシミラーの製品化にも注力しています。
バイオジェンに関する情報については、https://www.biogen.com/ およびSNS媒体TwitterLinkedInFacebookYouTubeをご覧ください。

バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で最も歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。「神経科学の不可能を、可能に。」をビジョンに掲げ、日本の患者さんにも革新的な医薬品やより良い治療環境を提供すべく活動を展開しています。
バイオジェン・ジャパンに関する情報については、https://www.biogen.co.jp/ 、およびSNS媒体TwitterFacebookInstagramYouTubeをご覧ください。

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