米マサチューセッツ州ケンブリッジ、 2019年1月29日 – バイオジェン(NASDAQ略号BIIB)は、2018年度通年および第4四半期の業績を発表しました。
バイオジェンのミシェル・ヴォナッソス最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「2018年度、バイオジェンは戦略的優先事項と財務目標を達成しました。私たちは、パイプラインにある候補品目の開発・拡充を大幅に進捗させただけでなく、多様な手法を通じて、治療薬を患者さんにお届けするという目標を進捗させました。また、スピンラザが世界各国で強力な浸透を続けたこと、バイオシミラー事業の大きな伸長、および中核ビジネスである多発性硬化症(MS)事業の回復力により、通年での売上を着実に伸ばしました。当社の強力な基盤ビジネスは、深く多様化した神経科学領域のパイプラインを含め、今後の機会を十分に生かせるようバイオジェンの事業体制を整えました。これまで通り、株主のために長期的な投資効率を最大化させるという目的に向け、私たちは資本の効率的かつ適切な配分に集中することを継続しました」。
財務成績
- 通年の総売上は135億ドルで、対前年で10%増加しました。
- 前年91億ドルだったMS領域製品の通年の売上は、OCREVUS®の売上に基づくロイヤルティ、4億7800万ドルを含め、比較的堅調に推移しました。
- 2018年度第4四半期のMS領域製品の売上は、OCREVUSの売上に基づくロイヤルティ1億5200万ドルを含め、前年同期比2%増の23億ドルとなりました。
- 通年の売上増を牽引したのは、主としてスピンラザが世界各国で継続的に発売されたことによるものです。売上は前年の8億8400万ドルから17億ドルに増加しました。
- 前年91億ドルだったMS領域製品の通年の売上は、OCREVUS®の売上に基づくロイヤルティ、4億7800万ドルを含め、比較的堅調に推移しました。
- バイオジェンの通年のGAAP純利益および希薄化後1株当たり利益(EPS)は、それぞれ44億ドルと21.58ドルでした。前年はそれぞれ25億ドルと11.92ドルでした。
- バイオジェンの2017年度通年のGAAP純利益および希薄化後EPSは、それぞれ12億ドルと5.51ドルというマイナスの影響を受けました。その原因は、法人税法改正による当社の純繰延税金資産の再査定等によるものです。
- バイオジェンの2018年度通年の非GAAP純利益および希薄化後EPSは、それぞれ54億ドルと26.20ドルでした。前年はそれぞれ46億ドルと21.81ドルでした。