マサチューセッツ州ケンブリッジ – バイオジェン (NASDAQ略号: BIIB)は、1月25日(米国時間)2017年度通期と第4四半期の業績を発表しました。
- 年間総売上は123億ドルで、前年比7%増。血友病関連の売上を除くと15%増でした。*
- 多発性硬化症(MS)の年間売上は対前年比4%増の91億ドルとなりました。これにはOCREVUS®の推定売上のロイヤルティとして1億5900万ドルが含まれます。
- 2017年度第4四半期は、多発性硬化症製品の売上が前年同期比5%増の23億ドルとなりました。これにはOCREVUS®の推定売上のロイヤルティとして7700万ドルが含まれます。
- 2017年度第4四半期は、米国における多発性硬化症製品の売上がテクフィデラ®、アボネックス® 、PLEGRIDY ® の流通在庫が増加したため、2017年度第3四半期と比べ、約4000万ドル増加しました。
- 通年のテクフィデラのグローバルでの売上は42億ドルで、前年比6%増でした。
- 通年のタイサブリのグローバルでの売上は20億ドルで安定していました。
- 通年の売上増にはスピンラザ®の発売も寄与しています。グローバルでのスピンラザ®の売上は8億8400万ドルでした。
- 多発性硬化症(MS)の年間売上は対前年比4%増の91億ドルとなりました。これにはOCREVUS®の推定売上のロイヤルティとして1億5900万ドルが含まれます。
- バイオジェンの通年のGAAPベース純利益と希薄化後1株当たり利益(EPS)は、それぞれ25億ドルと11.92ドルです。
- GAAPベースの純利益とEPSについては、米国の法人税の税制改正法案に関連するTransition Toll Taxと純繰延税金資産の再算定によるインパクトが、それぞれ12億ドルと5.51ドル生じています。
- GAAPベースの純利益とEPSについては、開発中のアルツハイマー病治療薬aducanumabの潜在的な商業的売上に対するNeurimmune社へのロイヤルティ支払いを削減するためのインパクトも、それぞれ1億1000万ドルと0.52ドル生じています。
- GAAPベースの純利益とEPSについては、ZINBRYTA®関連資産の減損に関連するインパクトも、それぞれ8400万ドルと0.39ドル生じています。この減損は、EUにおけるZINBRYTAの第20条手続きに関連するものです。
- バイオジェンの通年の非GAAPベース純利益と希薄化後EPSは、それぞれ46億ドルと21.81ドルです。
- 非GAAPベースの純利益とEPSについては、ZINBRYTA関連資産の減損に関連するインパクトが、それぞれ6100万ドルと0.29ドル生じています。
- 通年のGAAPベースと非GAAPベースの純利益と希薄化後EPSは、それぞれ7300万ドルと0.34ドル減少しました。その原因は、2017年度第4四半期に発生したAlkermes社とIONIS Pharmaceuticals社との事業開発取引に関する研究開発関連経費です。
* 2017年度第1四半期に、バイオジェンはグローバルレベルで血友病事業のスピンオフを完了しました。新会社の名前はバイオベラティブです。15%増となった総売上からは、2016年から2017年1月までの全ての血友病関連事業が除外されています。血友病売上にはイロクテイト®とオルプロリクス®の製品売上が含まれています。また、Sobi社に対するロイヤルティと委託製造売上も含まれています。